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第2期への期待とお願い

 

代表  漆原秀子

 

 日本細胞性粘菌学会も3年目を迎え、第2期を滑り出しています。大盛会のうちに終了した第1回、第2回例会では実に多様な研究発表が行われ、細胞性粘菌を扱っている研究者集団としての底力が実感されました。多様性は生命システムの強さと発展性の要です。牽引力を発揮できる突出した領域の存在と幅広い基盤のバランスがうまく保たれ、意義深い研究の数々として結実することを期待しています。


 第1期のご挨拶では、広く他種生物の研究者や他の研究領域と積極的に交わりをもっていただきたいという、個人ベースで外に向かう態度についてお願いしました。今回は、それに加えて、「学会内相互作用の強化」と「対外的責任」の2点に触れたいと思います。前者についてですが、実験材料はもとより、テクニック、各種の情報、さらには研究テーマについてさえも、細胞性粘菌研究者を通して得るのが効率的なことはみなさん認識しておられると思います。その相互作用を、これまでの知人や近しい研究者間に限るのでなく、コミュニティワイドなネットワークにしていただきたい。メーリングリストの活用、幹事会や評議員会への積極的な提言・提案によって、是非コミュニティとしての動きを作り出していただきたく思います。後者についてですが、本学会は法人ではなく任意団体ですから、法的社会的責任を議論する必要はありません。しかし、学術団体である以上、外部研究者、中・高等教育機関、一般市民、ひいては企業・マスコミ等、学会外からの問合せ等に対して一つの「権威」として対応できる準備は必要と思われます。

 以上への対応として、3つの各種委員会(リソース整備委員会、会員支援委員会、情報監修委員会)が昨年度より設置されています。まだまだ組織、運営体制も模索中ではありますが、会員の皆様におかれましては、これらの活動に対して理解とご協力、そして積極的なご利用をお願いいたします。細胞性粘菌を用いた研究と学会の発展に向けて頑張りましょう。